都心から1時間ほどと、近いのに自然あふれる高尾山。2007年に「ミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポン」にて3つ星を獲得すると、外国の方にも知られる様になり、年間300万人が登るという、世界一登山者が多い山ということをよく耳にします。
標高が599メートルと低く、途中まで、リフトやケーブルカーも運行していて、登りやすいということもあるかもしれません。
私は、十数年以上前に友達と登って、ものすごく辛くて、「もうたくさんだ!」と思ったのを最後に登っていませんでしたが、2〜3年前ごろから、自然に触れたくなり、また、時々行く様になりました。
今度は、一人で登るので、コースも、歩くペースも、自分の好きな様に登ることが出来たせいか、辛さよりも、楽しさの方が勝りました。
何よりも、大自然の中を、歩いてリフレッシュできる気持ち良さがやみつきになりました。
更に、登った後の、ご褒美という楽しみも見つけてしまいました。
最寄駅は 京王線の「高尾山口」になります。
コースの特徴
コースは1〜6号路と、稲荷山コース、高尾山〜陣馬山コースと色々あります。
私は、登りは歩いて登り、帰りにリフトに乗って帰ってきます。下りが苦手で、キツイので、出来れば帰りは歩いて下山したくないのです。
ここ数年で、1号路、6号路、稲荷山コースと、3号路、5号路を組み合わせて歩いています。
私は、膝もちょっと痛かったり、普段ほとんど運動もしないのですが、どのコースも登ることが出来ました。最初心配だったので、高尾山口駅の観光案内で、地図をもらう時に、尋ねてみました。初めての時は1号路を勧められ登りましたが、色々なコースを登ってみると、1号路だけで、頂上まで登るのが、1番キツそうかなと思いました。(勝手な個人的感想)
実際は、1号路だけで頂上には登っていないのですが、途中まで登った感じと、下りの時に通ってみての感想です。特に、薬王院から頂上の急な階段には、登ってる皆さんヒーヒー言いながら、「え〜まだあるの〜!!」と苦戦されていました。
とは言っても、王道の1号路。1番登る方が多いのでしょうね。道が整備されていて、安全です。他のコースは、道幅が狭いところもあるので、落ちない様に、注意しながら歩かないと危険な道もあります。(特にひとりだと、ここで落ちたら、誰にも気付かれないだろうな〜といつも思います)
最後の階段を避けるには、1号路で登っていき、途中から、4号路で頂上まで登ると、山道の階段はありますが、写真の様な階段は避けられます。
どのコースを選ぶかは、本当に好みだと思います。
楽しくおしゃべりをしながら、横に並んで歩くなら1号路ですね。
私は、6号路と、稲荷山コース、どちらも良かったのですが、6号路をもう1度登りたいです。前回は、大雨による、土砂崩れで、封鎖していました。自然豊かなコースなので、維持するのも大変かと思います。本当に、ありがたいです。
王道の1号路
道は舗装してあって歩きやすく、道幅もあって、一番、安心安全な道です。ただ、単調な登り坂で飽きてしまったり、意外と急だったり、後半、階段が続いていたりします。コースマップには、難易度は低めに書いてありますが、私にはキツかったです。メジャーな道なので、人も多めです。途中にトイレが、何箇所かあるので、安心です
6号路
岩がゴロゴロあったり、沢道の様な、脇を水が流れている道を進みます。途中から細い山道になったりもします。自然を1番感じられるかもしれません。岩を登るのに足を上げなくてはいけないので、続くと途中きついですが、山道を歩けるので、気持ちいいです。足元が不安定なので、歩いていて疲れるかもしれません。防水・防滑のトレッキングシューズは必要かと思います。
稲荷山コース
自然の山道を進みます。こんな丸太の階段も所々あります。後半は階段がキツかったですが、途中休憩の東屋があったり、ベンチがあったりして、一息つきながら、自然の中を歩くことができるので、気持ちいいです。一番キツイコースと言われている様ですが、保育園児の団体さんも登っていました。
4号路
1号路を登っていき、2号路を経由して4号路に入ります。吊り橋があって、ちょっと違う景色が楽しめます。幅の狭い山道を進み、人とすれ違う時はちょっと怖いくらいの道幅のところもあります。人も少なめで、自然の中に自分一人!!という瞬間も楽しめます。
3号路
頂上から下るとき、5号路を経由して、3号路で下りました。猿園の辺りに出ます。こちらも、狭い道幅で、ずっと自然豊かな山道です。途中結構な下り坂や、階段があり、上りだとキツイかな?と思いました。人も少なめで、歩いていて気持ちがいいです。
リフト
片道12分で、山の中腹(より手前かな?)まで行ってくれます。私は帰りにしか乗ったことはないのですが、景色も見えて、風も気持ちよく快適です。ただ、ベルトなど体を固定するものがなく、揺れるとちょっと怖いです。高所恐怖症の方はケーブルカーへ。
片道480円 結構高いですね
券売機で、Suica・PASMO使えます
(2019年には490円になってました)
毎回「今日も楽しかった〜」と
感慨深い帰り道
「やまびこ茶屋」で自然を感じながらお蕎麦
頂上まで頑張って登ったら、お腹もペコペコ。
私が楽しみにしているのは、頂上のすぐ近くにある「やまびこ茶屋」です。
意外と空いていて、居心地がいいのです。
お蕎麦の他にも、おでんや、枝豆、おにぎりセット、カレーライスなど魅力的な懐かしいメニューが揃っています。
昭和レトロな、昔懐かしい感じがなんとも素敵です。
レトロで、のれんやショーケースなど1つ1つが本当に可愛い
食品サンプルもいいですね
中は、緑に囲まれていま
半分テラスの様な席
ビールとお蕎麦でランチ
開放的な店内で食べるお蕎麦はサイコー!
ご褒美 水出しアイスコーヒー!!「SUMIKA TABLE(スミカテーブル」
今回ネットで、展望台近くにあるお土産と天狗焼で有名な「香住」さんが「SUMIKA(スミカ)」と名前を変え2018年にリニューアルオープンし、1Fがお蕎麦屋さんと天狗焼、お土産やさん、2Fがカフェ「SUMIKA TABLE」になったと見て、行ってみました。
有名な天狗焼も、食べてみたかったのですが、行列ができていて、諦めました。
私は2Fのカフェに行ってみました。
眺めが最高です
色々なメニューがありました
限定! 1日12杯
水出しアイスコーヒー
こちらのアイスコーヒーがすっきりしていて、まろやかで、とても美味しかった〜
よく見てみると、八王子のスペシャルティコーヒー専門店「カザーナ・コーヒー」の「高尾山ブレンド」を水出しで入れた、1日12杯限定の、とっても特別感のある、アイスコーヒーでした。
店内にいた、年配のご夫婦が、この八王子の珈琲店を知っていて、「このコーヒーをが飲みたくてここまでき来た」と話していました。ケーブルカーや、リフトの駅から近いので、このコーヒーを飲むために、高尾山まで来るというのも、贅沢な時間の使い方でアリだなと感じました。
店内は平日の夕方ということもあってか、混んでいなくて、景色を見ながらコーヒーを飲み、疲れた体をゆっくりと休めることが出来ました。
1Fに行くと・・・
「SUMIKA (スミカ)」の外観
天狗焼売り場も
蕎麦屋さんはモダンな内装
お土産も、お洒落な品揃え
こけしのラムネ
美術館のミュージアムショップみたいでした
「SUMIKA」は色々と揃った魅力的なspotでした。
またまた、高尾山に来る楽しみが出来ました。
まとめ
高尾山は1時間30位で登ることが出来る、気軽に登山を楽しめて、大自然を満喫できる本当に素敵な場所です。
人気があるのも納得です。私が初めて登った20数年前も、紅葉の時期だったからかもしれませんが、頂上は地面が見えないくらいの人でごった返していて、昔から人気変わらないのだと思います。
人混みは苦手ですが、平日の朝から登ると、比較的空いています。
いつもの、頂上でお蕎麦ランチの他に、絶品のアイスコーヒーまで知ってしまい、登るのが楽しみで仕方なくなりました。
自然を満喫するのと共に、まだ知らないお店も開拓し、もっと楽しみを広げたいと思います。