曼珠沙華(彼岸花)の巾着田へ 2022年の開催情報も!

曼珠沙華一面

「巾着田曼珠沙華公園」は、埼玉県日高市にあり、関東有数の曼珠沙華の名所で、毎年、曼珠沙華の開花期間だけでも30万人もの人が訪れる人気スポットです。

公園内には500株もの曼珠沙華が咲き誇り、赤い絨毯を敷き詰めた様な景色は圧巻です。

毎年、見頃は9中旬〜10月初旬にかけてだそうです。私が訪れたのは、2019年10月1日でちょうど見頃ですっかり魅了されてしまいました。

 

コロナ感染防止策の為、2020年・2021年と曼珠沙華が開花前に刈り取られ、見る事が叶わなかったのですが、2022年は、3年ぶりに曼珠沙華まつりが開催されるとの事で楽しみです。

 

2022年の開催情報と、2019年に訪れた時の様子を合わせてお伝えします。

 

 

 

2022年 巾着田曼珠沙華まつり開催情報

巾着田出店2019

巾着田では、曼珠沙華の開花時期に合わせて、「巾着田曼珠沙華まつり」が開催されます。公園の敷地内の広場で、市内のグルメや物産の出店が沢山出て、たいへん賑わいます。

曼珠沙華の群生地は上流エリアと下流エリアに分かれていて、その間に、このまつり会場があります。

曼珠沙華を見て、地元のグルメを食べ、地域の物産品をお土産に・・・と満喫できます。

 

公園は7:00から入場できますが、出店のあるまつり会場は、9:00〜16:30の開催時間となります。

2022年は、9/17(土)〜10/2(日)の開催予定ですが、開花状況によって変更の場合もあるそうです。

 

曼珠沙華の開花情報

曼珠沙華は例年9月中旬ごろから開花するそうです。

その年の気候によって、開花時期が1〜2週間変わる様です。

8月に高温の日が多く降水量が少ないと、開花の時期が遅くなる傾向があるそうです。

 

 

 

私が行った2019年は開花時期が遅く、曼珠沙華まつりは期間を延長して開催されていました。

曼珠沙華の最盛期(写真の様な一面赤い絨毯を敷き詰めた様に見える期間)は、1週間前後と短いので、開花状況を確かめて出かけたいですね。

開花状況巾着田管理事務所のホームページで随時更新されています。

チェックしてお出かけ下さい。

 

曼珠沙華まつり 概要

開催期間2022年9月17日(土)〜10月2日(日)
公園開園時間7;00〜17:00
まつり会場9:00〜16:30
入園料500円 
(中学生以下・身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳を所持している人は無料)
※今年から入園料が値上げされた様です
駐車場7:00〜17:00 (普通車500円 バイク100円)
ホームページ公式HP 巾着田管理事務所
 
※まつり開催期間と有料期間は異なる場合もあります。
まつり開催期間以外でも、9月10日〜10月15日の間のうち開花期間中は入園料金がかかります。(1日券で出入り自由)
 
 
※有料期間は花の開花状況に合わせて決定するそうです。
→2022年は9月16日から有料期間が始まっています。
 
こちらの情報は、日高市巾着田管理事務所に問い合わせ、回答を頂いたもので、2022年7月20日時点の情報です。
感染状況によって、変更がある場合もあるかと思いますので、お出かけの際は、ホームページでご確認ください。

 

 

巾着田曼珠沙華公園へのアクセス

巾着田曼珠沙華公園へは、車、バス、電車で行く事ができます。

また、旅行会社各社から日帰りバスツアーも催行されています。

開花期間中は周辺道路がかなり混み合い、5〜10キロ以上の渋滞が起こることもあるそうです。
駐車場も限りがあるので、公共交通機関を使っての来場が推奨されています。

 

 

電車でのアクセス

巾着田へ電車で行く場合、最寄り駅は、

西武池袋線「高麗(こま)駅」です。

池袋から1時間10分ほど、(特急を使うと50分ほど)
西武新宿から1時間30分ほど(特急を使うと1時間15分ほど)で到着します。

駅からは徒歩15分ほどです。

 

JR川越線・八高線「高麗川(こまがわ)駅」からは、国際興業バスで10分「巾着田」下車、徒歩3分ほどでも行けます。

駅から徒歩で行くと、約40分掛かるそうで、ハイキング目的なら良さそうですが、ちょっと遠すぎますね。

 

ちなみに西武線で朝1に行った場合・・・

【池袋駅から】1時間10分

05:39池袋駅 発西武池袋・秩父線 準急
06:32
06:42
飯能駅 着
    発西武池袋・秩父線 各停
06:49高麗駅 着

 

【西武新宿駅から】1時間35分

05:44西武新宿駅 発西武新宿線 準急
06:22
06:36
所沢駅 着
    発西武池袋・秩父線 準急
07:00
07:12
飯能駅 着
    発西武池袋・秩父線 各停
07:19高麗駅 着

 

※ 朝は電車の本数が少なめなので、乗り継ぎ時間によって掛かる時間が左右されます。

※ もっと早い時間帯の電車もありますが、主要駅までの時間も考慮しています。

 

高麗駅から巾着田曼珠沙華公園まで歩き方(写真多め) 

高麗駅から巾着田曼珠沙華公園までは歩いて15分ほどです。

曼珠沙華の開花中は沢山の人が訪れる為、駅から公園に向かう人の流れがあると思いますので、ついていくと安心です。

公園までの道順のポイントを写真と共にご紹介します。

 

Ⓐ「高麗駅」

高麗駅オブジェ

高麗駅は小さな駅で改札は1つです。駅前にはインパクトのあるモニュメントがあります。
高句麗の守り神とか?

 

巾着田案内

改札を出て右手に案内板やのぼりがあるので、進む方向が分かりやすいと思います。
こちらの看板をくぐり、階段を降りて右手に進みます。

 

Ⓑ「高麗駅入り口交差点」

巾着田案内2

駅を出てしばらく道なりに進むと、信号のある交差点(高麗駅入口)があるので横断歩道を渡り、写真の正面に見える民家の向かって右脇にある小道を進みます。
細い道ですが、看板も立っているので看板通りに進みましょう!

細い道は緩やかな下りになっているので、下り切ったら、右手にある小さな川(側溝?)を渡って進みます。

道なりに進むと道路に出ますので、左手に進みます。

 

Ⓒ「台の高札場跡」

数メートル進むと、右手に入る小道が見えてくるので、右折して小道に入り、真っ直ぐ進みます。

小道の入口の角には、赤い道しるべと、市の文化財に指定されている史跡、「台の高札場跡」がありますので、目印になります。

 

「水天の碑」

巾着田アクセス

小道を進むと、畑や栗の木畑が見える、のどかな風景が広がります。
途中カーブもありますが、道なりに進んでください。

途中、「筆塚(勝海舟 筆)」や、「水天の碑」などもあります。

 

Ⓔ「県道15号」

 暫く進むと県道15号にぶつかるので、右手に曲がり進みます。

 

Ⓕ「鹿台橋」

巾着田橋

少し行くと、高麗川と「鹿台橋」が見えてきますので、そのまま真っ直ぐ橋を渡ります。

朝の高麗川は、静かで鏡の様に綺麗でした。橋にも曼珠沙華の飾りがありました。

 

Ⓖ「阿里山カフェ脇道」

橋を渡るとすぐ右手に「阿里山カフェ」があります。その前を通り過ぎると、すぐ右手に曲がる小道があるので、入っていきます。

 

Ⓗ「民家突き当たり」

民家の間の小道を進むと、突き当たりがT字路になっているので、右手に曲がって進むと、正面に高麗川が見えてきます。道が左にカーブしていますが、そのまま道なりに進みます。

 

Ⓘ「巾着田曼珠沙華公園」

巾着田入り口看板

公園の入場口の看板や案内板など見えてきます。

 

巾着田地図鑑版

巾着田に到着しました。公園の入り口はもう少し先ですが、川沿いの遊歩道に沿って曼珠沙華が咲いていて既に綺麗でした。

 

高麗駅で下車した人は、早朝だったので、そこまで沢山いませんでしたが、殆どの方が巾着田に向かいました。

心配な方は、観光客っぽい方について行く事をお勧めします。
要所要所に、道しるべもあるので安心できます。

 

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曼珠沙華公園散策の様子(2019年)

巾着田1チケットを購入し、公園内に入りました。

想像以上の光景です。朝の光に照らされて幻想的です。

7:00〜入園できますが、8時前の到着時は、まだ人もまばらでした。

 

巾着田入場券曼珠沙華の開花中のみ入場料500円がかかります。

チケットは1日有効で、出入り自由だそうです。
(2019年までは300円でしたが、再開された2022年からは500円になりました。)

 

巾着田パンフレット1チケットを購入するとこんなパンフレットも頂きました。

過去の曼珠沙華の開花期間の表が載っていました。年によって1〜2週間ばらつきがありますね。

 

巾着田パンフレット2日高市のホームページから、写真と同じ「巾着田ガイドマップ」がダウンロード出来ます。

「巾着田曼珠沙華公園散策マップ」の載った「ひだか知っ得情報アプリ」ダウンロード出来ます。

 

巾着田2すぐ脇には河原と高麗川があり自然豊かです。

 

巾着田3見渡す限りの・・と言う言葉がぴったりで、遠くの方まで曼珠沙華の群生地が続きます。

 

巾着田4真っ赤で妖艶な雰囲気です

 

彼岸花白時折、白い花もポツンとありました。

 

彼岸花茎曼珠沙華は開花時は花と茎のみで、花が終わってから葉っぱがつくそうです。

 

巾着田6どこまでも続く赤い絨毯。

曼珠沙華が群生している場所は殆どが林の中の木陰だったので、暑い日でも快適に散策できます。

 

彼岸花1本「星の王子様」のガラスケースに入れられたバラを思い出します。

 

彼岸花かまきりカマキリが目線を外さず、しばし睨めっこ状態になりました。

 

彼岸花木漏れ日がスポットライトみたいで、周りとのコントラストで更に際立ちます。

 

巾着田物産展上流エリアを見終わると、曼珠沙華まつり会場があります。飲食店や物産販売店がたくさん出店していました。

 

巾着田休憩所まつり会場の広場の真ん中に屋根付きの休憩所もあります

 

ドレミファ橋高麗川に架かるドレミファ橋を渡り、対岸から見た景色。木の間から曼珠沙華の赤が見えて素敵です。

 

ドレミファ橋と階段橋を渡ると階段があり、上には休憩できるベンチがありました。

川には子供や犬が入って遊んでいて気持ち良さそうでした。

 

巾着田おにぎり物産展の開店間もないお店で、おにぎりセットを買いました。まだ温かくて、ふわふわで絶品!!

 

朝食をすませたところで、曼珠沙華の下流エリアを見る前に、この時期開花を迎えるコスモス畑を見に行くことにしました。

コスモス畑も広い敷地で、曼珠沙華の開花と同じく9月〜10月が開花時期と言う事なので、楽しみにして来ました。

 

巾着田立葵曼珠沙華の会場を一旦出ます。チケットは1日有効なので、無くさない様に気をつけてください

出口の先に立葵の様な花。薔薇みたいにも見えます。

 

巾着田栗栗の木もありました。丸々と美味しそう。

 

巾着田出店2会場外にも、こじんまりと物産展の様な出店が出ていました。ここで買ったジャムが絶品でした。

 

コスモスコスモス畑方面に行ってみると・・・? 緑の景色が広がっているだけ。
コスモス畑はどこなのか?と駐車場のおじさんに聞くと、今年(2019年)は猛暑のせいか、背も高くならず、まだあまり咲いていないとの事でした。

 

コスモスアップ50センチほどしかありませんでした。これから、咲き揃うのか?今年は無理なのでしょうか?

 

巾着田桜のきコスモス畑の脇に遊歩道があり桜並木になっています。遊歩道の両脇に曼珠沙華が並びます。

コスモスが満開だったら、曼珠沙華とコスモスのコラボレーションで素敵だろうなと思いました。
桜の時期は、コスモス畑が菜の花畑になり、桜との景色を楽しめる様です。

 

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彼岸花2公園に戻り、下流エリアの散策に行きます。
上流エリアと下流エリアでは開花時期が少しずれるそうなのですが、行った日は、ちょうどエリア全体が満開というとてもラッキーな日でした。

 

彼岸花3室内でライトを当てて撮ったみたいにピンポイントで太陽が当たっていて面白いです。

 

彼岸花と遊歩道公園内は遊歩道が整備されていて、広く、地形も割と平坦なので、車椅子やベビーカーでいらしている方もいました。

 

彼岸花4見ても、見ても、見飽きない、撮っても、撮っても、シャッターを切りたくなる、本当に魅了されました。

 

あいあいばし「あいあい橋」が見えてきました。木製の歩行者専用の橋です。

 

あいあい橋2橋を渡って上から眺めている方も多くいましたが、暑さで疲れ切ってしまい諦めました。

 

彼岸花プラス2時々観光バスも到着して、人がどっと入ってきます。その波が過ぎればまた比較的空いているエリアもありました。

 

彼岸花+なんて美しい花でしょう。林や川など自然の中にあるから、更に魅力が引き出されているのかも知れません。

 

彼岸花7曼珠沙華の群生地が、林の中なので、日陰と、木漏れ日のコントラストが余計に妖艶さを感じさせます。

 

アイスまつり会場に戻り、暑かったので、ジェラードを頂きました。
「加藤牧場の手作りアイス」350円

 

アイスと彼岸花暑いので、木陰に。いちごミルク味で、ミルクがとても濃厚で美味しかったです

 

高麗川河原が広くて気持ち良かったです キャンプも良さそうです。
こちらは、泊まりのキャンプは禁止されているそうでデイキャンプのみだそうです。

 

露天公園を後にします。

駅までの帰り道には、あちこちの農家さんが、家の前や、畑に即売所を出していました。

 

ジャム公園外の物産展で購入した柚子と桃のジャムです。
このジャムが絶品で驚きました。素材にもかなりこだわった物を使用しているとお店の方が言っていました。

「こみゅにてぃーはうす楽彩」製造で、観光案内所や地元のスーパーに置いてある様です。
ネット販売を切望します。

 

公園利用時のお願いと禁止事項

曼珠沙華開花時期は、毎年30万人もの人が訪れるという事で、安全安心で過ごせるように、河原を含む公園内での過ごし方について、禁止事項や自粛のお願い事などあります。

 

感染拡大防止対策として全面的に自粛の項目

  • 過度の飲酒
  • 大人数での飲食
  • 大声で話しながらの飲食

※ 散策中も、マスク着用、咳エチケットの協力が求められています。

 

公園内や河川敷での禁止事項

  • 曼珠沙華開花期間は、カメラの三脚・一脚、ライトスタンドなど終日使用禁止
  • 9/1〜10中旬 河原を含む巾着田内での火気使用及びテント、タープの設営禁止
  • 宿泊のキャンプによる河川の利用禁止

 

自粛のお願い

  • バーベキューは現在自粛をお願いしているそうです。(2022/8/21現在)
  • 巾着田内でのドローンの飛行は遠慮頂いているそうです。

 

詳しくはホームページをご覧ください

 

曼珠沙華まつりが開催される事自体がありがたいので、毎年無事に開催して頂けるように、ルールを守って楽しみたいと思います。

 

まとめ・感想

彼岸花10

初めて行きましたが、本当に美しくて感動しました。いくら見ていても飽きませんでした。

曼珠沙華の絨毯が敷き詰められた様な光景がどこまでも続くのは、他では中々見ることが出来ないと思います。

2019年の夏は、8月から9月にかけて猛暑が続くという例年にない気候だったせいか、曼珠沙華の開花時期が遅れました。

当初、まつりの開催期間は9/14〜9/29の予定でしたが、まつりの期間も変更になった様です。(私が行った10/1は全体的に満開で、まつり会場でお店もたくさん出ていました。)

曼珠沙華の開花時期は是非お出かけ前にチェックしてくださいね。

 

最後に、快適に散策を楽しむ為に・・・

  • 混雑を避けて早い時間帯に行く。
  • 敷地内が広いので歩きやすい靴で!
  • 物産展ではキャッシュレスに対応していないかも知れないので、現金も忘れずに。
  • 駅から歩いて行く方は、行き帰りの道は日陰が無いので、日傘があると良いです。