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亀戸天神 「梅まつり」と幸運の鳥「うそ」

亀戸天神アイキャッチ

 

梅の花が見たくて東京から日帰りできる所を探していると「亀戸天神」が梅の名所だと知り、行ってきました。

突然思い立って行ったので、「梅の名所」以外は何も知らなかったのですが、御祭神が藤原道真公なので、「学問の神様」としてはもちろん、可愛い鳥「鷽(うそ)」にちなんだ「鷽替神事」や「藤まつり」でも有名な神社だそうです。

 

 

 

亀戸天神とは

本殿夕方

御祭神は菅原道真公(天満大神)と菅原家の祖神(天菩日命)

九州太宰府天満宮の神官だった菅原の道真の末裔の菅原大鳥居信祐公が、神のお告げで、公ゆかりの飛び梅の枝で天神像を掘り、天神信仰を広めるため全国各地を回り、最後に江戸の本所亀戸にあった天神に像を祀られたことが所以とされています。

四代将軍徳川家綱が当時江戸の大火による復興開発事業の地としてこの地を定め、鎮守神として現在の社地を寄進されたそうです。

社殿をはじめ楼門・回廊・心字池・太鼓橋などは、太宰府天満宮をならって造られたそうで、境内に所狭しと並んでいます。境内には梅の木や藤棚なども沢山あり、凝縮されている感じです。

 

梅まつり

 亀戸梅

亀戸天神には御祭神の菅原道真公が梅の花を好まれていた事により、境内には300本を超える梅の木が植えられていて、なかなか見応えがあります。

毎年「梅まつり」が2月の第2日曜〜3月の第2日曜の間開催されています。
(開花状況によって変更あり)

「梅まつり」期間中は、境内で亀戸名品市やお茶会、江戸切子の実演販売など開催されたり、屋台なども出て賑わう様です。甘酒の配布もあるそうで楽しめそうです。

※ 2021年はコロナの感染予防の為「梅まつり」は中止になりました。境内での梅の観賞はできます。

 

2021年 亀戸天神と梅の花

 亀戸2「鳥居」
朱色の鳥居良いです

 

亀戸3鳥居の先にスカイツリーが見えます
古きものと現代のもののコラボ
なぜかしっくりきて絵になります

 

亀戸5鳥居をくぐって左手に懐石料理屋さん「若福」
白梅が小道の両脇に咲いています

 

亀戸3「男橋」
鳥居をくぐってひとつ目の太鼓橋
「生きてきた過去」を表すそうです

 

亀戸4渡ることができます

 

亀戸7太鼓橋の上から園内が見渡せます

 

 亀戸8梅の時期ですが、上から見ると藤棚の方が目立っています

 

 亀戸富士だなスカイツリースカイツリーが綺麗に見えました

 

亀戸6参道脇にも梅の木が並んでいます

 

亀戸10「平橋」
2つ目の橋です
「今が見える現在」を表しているそうです

 

亀戸12参道から横に向かって架かっている橋
ライトアップしているのかな?藤の時期だけ?

 

亀戸14「御賢の梅」
一本の木に紅梅・白梅両方咲いている
珍しい梅の木
「女橋」の手前にあります

 

亀戸13ちょうど見頃でした

 

亀戸15こんなにも色の違う梅が一本の木に咲くとは不思議です

 

亀戸14「白梅」

 

亀戸弁天社「弁天社」
紅梅も満開

 

亀戸弁天社2龍が掘られてありました
水の女神様 弁天様にちなんででしょうか

 

女橋「女橋」
3つ目の太鼓橋
「希望の未来」を表しているそうです

3つの橋は、人の一生を池と橋に例えた「三世一念の理」と言って3つの橋を渡ることにより心が清められ、神前へ進むと言われているそうです。

 

亀戸16「社殿」が見えてきました

 

亀戸17「古神札納め所」

 

亀戸東京十社「東京十社」の一つだそうです
いつか巡ってみたいです

 

亀戸松蔭「五歳菅公像」

 亀戸松蔭2菅原道真が五歳の時に読まれたという和歌が刻してあります
超天才児だったんですね。

 

亀戸うそ「鷽の碑」

 

亀戸うそ2「鷽替神事」で授与される木彫りの鳥の「鷽」の石像

「鷽替神事」

1820年九州の太宰府天満宮にならって始められ、江戸時代には人々が「変えましょう、変えましょう」と掛け声を掛けながら互いの「鷽」を交換し、凶事を「嘘」にして吉事に取り(鳥)替え、又、人々が知らない内に着いてしまった「嘘」を「誠」に取り替え一年の吉運を招いていたそうです。
開運・出世・幸運を得られると信じられていたそうです。

現在では、前年の「鷽」を神社に納め、新しい「鷽」と取り替える様になったそうです。

「鷽替神事」は毎年1月24日、25日の2日間行われ、木彫りの「鷽」がこの2日間のみ授与されるそうです。
24日の朝8時半の太鼓の合図と共に木彫りの「鷽」の授与が始まり、全ての「鷽」が飛び立つと神事は終了になるそうです。

木彫りの「鷽」は2日間のみの授与ですが、他にも「鷽」をかたどったお守りが幾つもあり、年間を通して授与されています。巫女さんにお聞きするとどちらも同じご利益があると教えていただきました。

 
 
 

手水社「手水舎」
以前は亀の口から水が出ていた様です

 

菜の花授与所「菜種御供」の菜の花を授与していました
献花料は500円だったかと思います

 

「菜種御供」

2月25日は菅原道真の御命日で、「菜種(なたね)」が「宥め(なだめ)」に通じることから、菜の花を奉納して菅原道真公をお慰めする神事が行われ、本殿では神前で献花式が行われ、菜の花と紅梅・白梅をお供えするそうです。

又、春を迎えるにあたり、1年の五穀豊穣を祈願するそうです

 
 

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亀戸本殿「社殿」
立派です! 左右の紅梅、白梅もちょうど見頃でまさに花を添えていました

 

亀戸本殿2献花された菜の花が並んでいます

 

亀戸本殿3参拝者はそれほど多くありませんでした

 

亀戸本殿4大きな鈴が2つ 鳴らす紐はありません

 

亀戸本殿5梅にご縁のある神社なので、あちらこちらに梅の印があります

 

絵馬奉納所学問の神様なので、受験シーズンには沢山の絵馬が納められます

 

亀戸絵馬鷽替神事の絵馬

 

亀戸絵馬2こちらも鷽替神事の絵馬

 

亀戸絵馬3藤と梅の絵馬
この他にも、今年の「干支丑の絵馬」や、道真公が五歳で詠んだ和歌の絵馬」などありました

 

社務所「社務所」

 

うそ守り木彫りの「鷽」の納めどころでしょうか?

 

うそ守り木彫りの「鷽」
今年はコロナ感染予防のため事前予約制にしたそうです
参拝者が例年より少なかったのか、まだ授与されていました

 

うそ守り案内書「鷽替神事」について書かれたパンフレット
原寸大の木彫りの嘘が載っています

 

うそのぼり「鷽替神事」は有名なのですね
のぼりも飾ってありました

 

御朱印帳御朱印帳は5種類ありました
今は書き置きのみで初穂料は300円でした
亀戸天神のパンフレットも一緒にくださいました

 

お守り見本お札やお守りの種類が多い

 

神楽殿「神楽殿」

 

神楽殿木彫り木彫りの彫刻が素敵でした
道真公らしき人物もいます

 

亀戸跡「亀井戸跡」
「神楽殿」の後ろというか脇の小道を入っていくとあります

 

塩犬「おいぬさま」

 

塩犬2賽銭箱の裏側にある塩を、願い事を祈願しながら「おいぬさま」にすり込むと願いが叶うと言う言い伝えがある様です

 

なでうし「神牛」
社殿の左脇にいます

 

なでうし2撫でたところの病が治ったり、知恵が授かると言われています
「頭」と「顔」が説く撫でられている様ですね

 

亀戸本殿5社殿とスカイツリーは本当に絵になります

 

亀戸本殿6紅梅と菜の花

 

本殿前紅梅社殿前の紅梅は満開で素晴らしかったです

 

本殿前紅梅2梅の花の形って可愛いですね

 

本殿前白梅3社殿の左側には白梅とピンクの梅が綺麗です
ちょうど満開ですね

 

本殿前白梅こちらも1本の木から2色の梅の花が咲いていたと思います

 

紅梅殿「紅梅殿」
道真公が九州に左遷された時に道真公を慕って京都から飛んできたと言われる『飛梅」の「実生」をお祀りしたお社とのこと
2月25日は「菜種御供」に合わせて「紅梅殿例祭」も行われているそうです

 

紅梅殿2小さいのですが、とても見事な彫刻で厳かな感じを受けました

 

メジロ園内にはメジロがあちこちにいました

 

本殿前白梅2こんもりと咲いています
まだ八分咲きくらいでしょうか

 

亀戸いけ「琴柱灯籠」
右端に見える灯籠です

 

枝垂れ白梅枝垂れ白梅
隅っこのほうにあるのですが、とても立派な枝垂れ梅でした

 

枝垂れ白梅2「青軸枝垂」という品種だそうです

 

ピンク梅濃い色と薄い色の紅梅

 

ピンク梅2ピンクの枝垂れ梅

 

梅と男橋太鼓橋が水面に映って綺麗!

 

梅と男橋2太鼓橋をバックに
とても絵になります
浮世絵でも太鼓橋と藤の絵を歌川広重が「亀戸天神境内」として描いています

 

玉子や「懐石料理 若福」
鳥居をくぐってすぐ左手に見えていたお店です
懐石料理こんなご時世で無ければ入っていました

 

卵焼き名物「厚焼玉子」と「梅とろろ」は持ち帰りもある様です
他の参拝の方が「玉子買って帰ろう」と話しているのが聞こえてどこかな?と思っていました有名なんですね

 

白梅境内には300本もの梅の木があるそうで開花時期も少しずつずれている様です

 

メジロ3こちらにもメジロがいました

 

メジロ4忙しく飛び回って梅の花の蜜を吸っているので、なかなかカメラに上手く収められません

 

筆塚「筆塚」
道真公は「書道の神」と仰がれていたため、「書道上達」や、「学問向上」を願う人たちが古い筆を納め一層の上達を祈願しているそうです

 

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アクセス

「亀戸天神」は
総武線・東武線の「亀戸駅」
半蔵門線・総武線の「錦糸町駅」
半蔵門線・浅草線・東武線・京成線の「押上駅」
3つの駅のちょうど真ん中くらいに位置し、どの駅からも徒歩15分程度かかります。

 

今回は半蔵門線の「錦糸町駅」から向かいました。
駅に着けば、案内表示に「亀戸天神」とあるだろうと思ってあまり調べずに行ったのですが、駅の表示にはありませんでした。

「錦糸公園」を目指して行きます。出口は4番です
エスカレーターの他エレベーターもあるので便利です

 

出ると目の前に「錦糸公園」が広がっています
公園を斜めに突っ切るように進むと近道です
公園を抜けるとニトリの入った複合施設があり、その脇を通り、
「蔵前橋通り」という大きな通りに出たら、道路を横断し、右手に進みます

 

まっすぐ進んでいくと橋があり左手にスカイツリーが見えます
橋を渡り更にまっすぐ進みます

 

しばらく進むと、左手に葛餅で有名な「船橋屋」があります
お客さんが並んでいました

 

「船橋屋」を過ぎて、もう少しまっすぐ行くと、左手に亀戸天神の鳥居が見えてきます
「船橋屋」からはすぐの距離です

 

鳥居の手前には鼈甲の専門店もありました

 

亀戸天神に到着です
15分程という事でしたが、4番出口からは10分程だった様に思います
歩いてみて割と近かった印象です

 

 

お守り・御朱印

御朱印帳亀戸天神のご朱印帳は5種類あり、そのうち1つは「東京十社めぐり」の専用のご朱印帳です
初穂料1000円は低めの設定ですね

 

御朱印亀戸御朱印拝受しました
「天神様ご縁日」の印も押されています

 

うそカード守り「鷽」のお守りは持ち歩きしやすい様にカード型のお守りにしました

 

亀戸飴御朱印・お守りと一緒に金太郎飴をいただきました
梅の絵の台紙は絵葉書になっていました
金太郎飴の図柄は「鳥居」「鷽」「梅」とあと一つは・・・
社殿でしょうか?

 

 

まとめ・感想

【菜種御供・紅梅殿例祭】

梅を見たいと思い思い立って「亀戸天神」へ初めて参拝したのですが、ちょうど「菜種御供」と「紅梅殿例祭」の行われる日でした。

「菜種御供」の事ももちろん知らなかったので、なんだろう?と思いながら帰ってきてから知り、せっかく祭事の日に行くことが出来たのにと悔やまれました。

 

【梅の花と藤の花】

園内の梅は開花時期が違うのですが、社殿の両脇のの紅梅・白梅がちょうど見頃で素晴らしい光景を見ることができて嬉しかったです。

園内には300本を超える梅の木が植えられているという事ですが、藤棚の方がインパクトがありました。
「藤まつり」が有名の様ですが、どんなに素晴らしい景色だろうと思います。是非行きたいと思います。

 

【鷽替神事】

「鷽替神事」の事も行ってから知りました。詳しくは帰ってきてから知ったのですが、「凶事を嘘にして吉事に変えましょう」という慣わしと、鷽の可愛らしさにすっかりハマってしまいました。

「鷽替神事」の鷽の木彫り像があったのに、希少価値を知らずに授かってこなかったのが悔やまれます でも、これがご縁という事なのですね。ご縁はあったのに自分で掴めなかった。なんだか色々考えさせられます。

(例年は「鷽替神事」の2日間の授与品で、夕方にはその日の分が無くなってしまう事もあるほど人気のものだそうです)

 

【くず餅と玉子焼】

気にはなりながらも、通り過ぎてしまった「元祖船橋屋のくず餅」と「江戸前懐石 若福の玉子焼き」こちらも何故買ってこなかったか後悔したものの一つです。

両方とも名物のようで、次回は是非、試してみたいと思います。

 

 

今回は突然思い立って行ったので、情報不足で悔やまれる事もいくつもありましたが、これもまた次に行く楽しみになり良いのでしょう。

「亀戸天神」とても良いところだったので、また改めて、参拝したいと思います。
スカイツリーにも歩いて行ける距離なので、お散歩がてらあちこち回るのも良いかと思います。