2019年アイスランドに行って来ました。
アイスランドに行く目的の1つ、世界一広い露天風呂、ブルーラグーン。アイスランドに旅行される方の多くが行かれる人気の観光スポットです。
ひとり旅なので、はたしてどれくらいの時間楽しめるのか?
それによってスケジュールの立て方が変わるので、1番悩みました。
結果、7時間強も、一人でブルーラグーンを満喫して来ました。
ブルーラグーンに行った時の様子や、選んだコース、送迎バスの手配や、持ち物、ロッカーの使い方など、行く前に気になっていた事など思い出しながら、まとめました。
これから行かれる方の参考になれば嬉しいです。
ブルーラグーンとは
ブルーラグーンは天然温泉ではありません。近くの地熱発電所で、地下から汲み上げた熱水を利用した後、排出した温水が溜まってできたのが始まりだそうです。
天然温泉ではないものの、温水には海水も含まれていて、ミネラル豊富で、皮膚病にも効果があるそうです。
広大な温泉ですが、湯量も豊富で、常に入れ替わりながら、48時間で全ての温水が入れ替わっているそうです。
ブルーラグーン予約
ブルーラグーンはアイスランド のとても人気の観光スポットなので、早めの予約が必須です。
入場が、時間ごとに区切られていて、値段も違います。予約しないと、混んでいる場合は、入り口でかなり待たされるか、断られることもあるそうです。予約も、早めにしないと、その日のチケットが完売になったり、希望の時間帯が埋まって取れなくなったりする様です。
値段は変動制で、予約が埋まってくると、値段が上がったり、人気の時間帯は、高めの設定がされていたり、季節によっても違います。
私はレイキャヴィーク からブルーラグーンへ行き、ケフラヴィーク空港まで行く予定で、ブルーラグーンの公式ホームページから送迎も一緒に予約をしました。
〜予約の流れ〜
1、まず、入場時間と、コースを選びます。コースは、Comfort(コンフォート)・Premiun(プレミアム)の2つのコースから選びます。
入場したら、好きなだけ滞在できます。
Comfoet | 5,990 ISK〜 | 入場・シリカマスク・タオル・ワンドリンク |
Premium | 8,990 ISK〜 | 入場・シリカマスク・タオル・ワンドリンク セカンドマスク・スリッパ・バスローブ・レストラン予約可能・レストランで食事の際スパークリングワイン1杯無料 |
(100 ISK≒76.4円 2020年7月現在)
ちなみに。。。
Luxury(ラグジュアリー)というコースもありますが、ブルーラグーンのプレミアムコースに加えて、Retreat Spaという併設されているスパを4時間利用でき、アメニティーなどもついてくるというコースで、49,000 ISK〜と言う値段の高さ。ちょっと別物ですね。(専用の更衣室や、レストラン・休憩できるラウンジなどあり、まさに、ラグジュアリーという感じです。)
2、次に、この内容にプラスしてお好みで、レストランの座席、ウォーターマッサージ、送迎バスの予約が出来ます。(有料)
3、最後に支払い情報など打込み、予約が完了です。完了すると、メールで、入場のEチケットや、領収書が送られてきます。
送迎については、別のメールで、ピックアップ時間や場所などの詳しい内容が、送られてきます。
コロナの影響で、2020年5月29日〜は、予約した時間の24時間前までなら、キャンセルが無料でできるそうです。
私が2019年に行った時には、送迎バスが、レイキャヴィーク市内 ⇄ブルーラグーン⇄空港間で、好きに組み合わせることが出来たのですが、今は、レイキャヴィーク市内と⇄ブルーラグーンのみになっていました。
空港を、送迎のどちらかに入れる場合は、旅行会社の現地ツアーで予約できます。
アクセス
ブルーラグーンは、ケフラヴィーク空港から30分、レイキャヴィーク から45〜50 分程かかります。公共交通機関はなく、ツアーや、送迎バスを利用するか、レンタカーで向かいます。
レイキャヴィーク から向かう場合は、ホテルか、ツアー用 Bus stopでピックアップしてもらい、ターミナルで大型バスに乗り換えて行きます。
ブルーラグーンのwebサイトで予約すると、写真の様な緑のSmart busがホテルに迎えにきてくれます
ターミナルで乗り換えたブルーラグーンディスティネーションの大型バス内
wifiもUSBの電源もあり快適でした。
朝早かったからか、混んでいません
私はブルーラグーンを9:00 に予約していて、送迎バスは、7:30-8:00 に ホテルピックアップ予定で、ほぼ時間通りでした。
7:40 ホテルにpick-upバス到着〜ターミナルで大型バス乗り換え
8:05 レイキャヴィーク 出発
8:50 ブルーラグーン到着
ブルーラグーンの駐車場で二重の虹を見ることが出来ました。すごい!!
駐車場のすぐ脇に、スーツケースを預けられる場所かあります。
ブルーラグーンの施設内には、大きな荷物を預けられる場所がないので、ここで預けてから向かいます。(有料)
受付、ロッカー、シャワーについて
スーツケースを預けたら、ブルーラグーンのエントラスへ向かいます。
エントランスまで、5分くらいです
溶岩の間の道を進みます
ワクワクしてきます
ブルーラグーンのエントランスです 意外とこじんまり
受付
施設内に入ると、写真の様に、コンフォート、プレミアム、団体・予約なし、など、並ぶ場所が分かれていました。私は、プレミアムを予約していたので、ほとんど並ばず、スムーズに入場できました。
受付では、予約時にメールで送られてきたEチケットをコピーしたものを見せ、バーコードを読み込んでもらい、リストバンドと、タオル・バスローブ・サンダルがセットになったものを受け取り、ロッカールームへ向かいます。
この時受け取ったリストバンドですが、磁気が入っていて、ロッカーの鍵や、サービスのドリンクの受け取り、レストランでの食事や、何か購入する際など、全てこれで利用でき、帰る時に精算することが出来ます。(日本のスーパー銭湯も同じシステムですね)
このリストバンドは外れやすいとの事で、温泉の中で落としたら、お湯は不透明で見つからないので、落とさない様に気を付けてください。。
ロッカールーム
【ロッカールームの使い方】
ロッカールームには、靴を脱いで、持って入ります。
中に入ると、小部屋の様に仕切られたブースがいくつもあったので、人のいないブースに行ってみました。
ロッカーの場所は決まっていないので、空いている好きなロッカーを選びます。
洋服を脱いで、荷物と共にロッカーにしまい鍵をかけます。タオルと(バスローブ、サンダル、)水着を持ってシャワーブースへ行きます。
シャワーの後はロッカーブースに戻らず、そのまま温泉に行くので、写真を撮る方は、カメラやスマホも持ってシャワーブースへ行きましょう。
(ロッカーブースに戻るには、濡れた体を拭いてから戻らなくてはいけないので、バスタオルも濡れますし、大変です)
【ロッカーの鍵の掛け方】
荷物を入れたら扉を閉め、ロッカーの並ぶ壁の真ん中あたりにある黒いセンサーにリストバンドを近づけて読み取らせ、自分のロッカーの番号が出たら、鍵がかかります。(掛かったか確認すると安心です)
写真を撮れなかったのですが、いくつかのロッカーの間に、↑この様な黒いロックセンサーがあり、Mの様なマークに、リストバンドを近づけると、横の青っぽい光が点灯している所にロッカーの番号が出ます。
自分のロッカーの番号が出たら、ロック完了です。
開ける時も、Mの部分にリストバンドを近づけると、開きます。
ロッカーは、いくつかのブースに区切られていて、沢山あるので、自分のロッカー番号を忘れない様にしましょう!
ロッカーのブースの他に、メイクブースもありました。ドライヤーもあり、座ってメイクもできます。
更衣室全体的に、新しく綺麗な印象を受けました。私の行った日は、人もそこまで多くなかったのか、ロッカーやシャワー、メイクルームも待たずに使うことが出来ました。
シャワーブース
温泉に入る前には必ずシャワーで、きれいに洗ってから入らなくてはいけません。
シャワールームは簡易的な個室になっています。近くにタオルを置く場所もありましたが、なくなると困るので、シャワー室のドアに引っ掛けて、シャワーを浴びました。ボディーソープ・シャンプーとトリートメントが付いていました。
温泉の成分のシリカは、肌にはいいのですが、髪につくとバリバリになると言う事なので、長い方はしっかり結んで入りましょう。(保護のためにトリートメントをつけて、結んで入ってもいいそうです)
シャワールームをでると、こんなところに出ます。奥にはカフェと、2Fには、休憩スペースもあります 水着のまま利用できます
普通にドアから外に出られますが、温泉に浸かりながら、外に出ることもできます(寒い時は外気に触れずに出られるのでいいと思います)
ブルーラグーン 温泉へ
温泉の正面の入り口はスロープになっています。
入り口の近くのテラスに、タオルやバスローブを掛ける場所が沢山あります。サンダルも脱いで、ここに一緒に置いていきます。
お湯は全体的にぬるめですが、場所によって、温かい所もあります。ぬるめなので、ずっと浸かっていられます。
水深は手前の方はまだ良いのですが、奥の方へ向かうと、途中深いエリアがあり、爪先立ちでも、顔が浸ってしまい、淵の岩につかまりながら進みました。奥のエリアに行くと又、足がつきました。奥のエリアは、人も少なめで、寝転びながら温泉に浸かれる浅瀬もあリました。
場所によって色々変化が楽しめるので、是非、散策してみて下さい。
朝早いので、空いています
ブルーラグーン全容
本当に広いです 所々橋も掛かっていました
周りは溶岩に囲まれています
マスクバーです
無料のシリカマスク
スチームサウナ
中はぬるめでした
こちらは普通のサウナ
橋の下に給水機がありました
入れ物があれば自由に飲むことが出来ます
Water Barです
ガラス窓の中は眺めのいいカフェ
Water Barで好きな飲み物を1杯無料で頂けます。2杯目からは有料で、リストバンドで購入できますが、お酒は3杯までしか飲めないそうです。(お風呂の中で酔ったら危ないですものね)注文する時に、何杯目か聞かれました。値段は、スパークリングワインが1番高かったです。1,600ISK位でした。ソフトドリンクもスムージー?フラッペ?の様な美味しそうな物も色々ありました。
マスクバーは、以前は自分で好きなだけ取れた時もあった様ですが、今回は、係りのお姉さんが、顔につける時間や、目には塗らない様になど、説明をしてくれて、マスクをすくって手に乗せてくれました。
無料のシリカマスクの他に、Lavaスクラブやミネラルマスクなど、900ISK位で購入できます。(プレミアムコースは2回目のマスクも無料でついています)
タオルは何枚でもくれると言う口コミがあったのですが、私が行った時はその様な場所はなかったです。最初に受付でもらったものだけなので、人と間違わない様に目印は必要かもしれません。
ここ数年で、アイスランドの観光客がとても増えている様で、やり方も色々と試行錯誤しながらBestを模索している様です。
写真はありませんが、ウォーターマッサージ(要予約、有料)や、かなり強めの打たせ湯もあり、色々楽しめます。
レストラン・ショップ
ラバ・レストラン
アイスランドに滞在中ずっとお腹の調子が今ひとつで、外でちゃんとした食事をしなかったので、最後に是非アイスランド料理が食べたい!!とブルーラグーンの Lavaレストランへ行きました。
モダンでシックな内装で、窓からブルーラグーンが見えます
おしゃれなボトルにお水と、
フワフワの絶品パン
無料のスパークリングワインと一緒に
アイスランドの名物ラムのステーキ
ランチはバスローブでも利用可能です。
ランチはお値段が安く設定されていて、アラカルトの他に、前菜・メイン・デザートのセットメニューも6,900ISKでありました。(シーフードメニュー、アイスランドグルメメニュー、ヴィーガンメニュー)
私は、セットメニューにしたかったのですが、まだそこまで量を食べられないと思い、アラカルトで、ラムのフィレステーキ(3,900ISK)を注文しました。一緒についてくるパンと、プレミアムコースに付いてくる無料のスパークリングワイン(ちょっと甘め)で、お腹一杯になりました。
アイスランドのラムは全く臭みがないと聞いていました。さすがに、ラムなので、全く匂いがしないと言うことはありませんが、ほのかなラム特有の匂いで、肉も柔らかくて美味しかったです。
一人で利用しましたが、係りの人はとても感じが良く、気持ちよく過ごすことが出来ました。
カフェ
テラスにも出られます
カフェ
サンドイッチや、お寿司なんかも売っていました
眺めの良い席は混み合っています
カフェは利用しませんでしたが、ブルーラグーン を眺めながら、いつまでも、時間を気にせずボーッと過ごせそうです。
ショップ
出口で、精算を済ませ、改札の様なところでリストバンドを返却して出ます。すると、ショップが目の前のエリアにあります。
お土産も色々売っているShopです
オリジナルの化粧品やシリカパックなどもありますが、高い!
ホーロー製のムーミンのマグカップ ブルーラグーン限定品です 4,000円位したので諦めましたが、買って来ればよかった〜。。
ブルーラグーン アウトサイド
ブルーラグーンの施設の外にも、ミルキーブルーの池があったので、行ってみました。
ブルーラグーンに劣らず素敵
シリカ成分がついて真っ白
池の周りは遊歩道があり、散策できます
池の底は全体的に白く、空の色が映っています
遠くに見えるのが、地熱発電施設
苔に覆われた溶岩が一面を覆います
ブルーラグーンとはまた違った水の色や、風景が見れて、写真を撮る手が止まりませんでした。ブルーラグーンの周辺は一面苔で覆われた大地が広がっていたので、もう少し時間があれば、バス停の先の方にも行ってみたかったです。
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おすすめの持ち物
ブルーラグーンは、水着と入場のEチケットさえあれば、行って来られます・・・が、持って行って良かったと思ったものを挙げたいと思います。
スマホ防水ケース
最近は防水のスマホが多いですが、落とす心配があるのと、独特の成分と海水も混じっているというお湯なので、保護の為にも、スマホケースはあった方がいいと思います。
私は日本で首からかけられるケースを持って行きました。ブルーラグーンにも売っていますが高いです。
ビニールの巾着袋
温泉に入る時に、テラスにバスタオルとバスローブを掛けて入るのですが、レンタルしたものはみんな同じなので、間違えて、他の人に使われたり、持っていかれる心配もあるので、私はビニールの袋に入れて引っ掛けておきました。上がってきた時に、目印にもなるので持って行って良かったです。
日焼け止め
温泉に入っていると、日陰がないので、日焼け止めは必需品です。シリカマスクを洗い流した後も。
ゴム
髪を結べる長さのある人は、必ず結んだほうが良いです。お湯に浸かると、本当にバサバサになりました。ゴムは忘れずに。
コースの選びの考察
Comfort(コンフォート)とPremiun(プレミアム)どちらを選ぶか?結構迷いました。
コースの違いは、2つ目の選べるマスクと、バスローブ、サンダル、レストランの予約が出来る、レストラン利用時のスパークリングワイン1杯無料の5つで、3,000ISKの差。
● レストランを利用するかどうか?
● 水着のまま、休憩したり、カフェを利用するか?
この2つで考えると良いと思います。
私は、レストランは利用するかどうか決めかねていたのですが、長時間滞在するので、途中、温泉を出て、休憩スペースで休んだり、カフェに行ったりはすると思い、バスローブは必要と、思ったので、プレミアムコースを選びました。
結果、レストランには行きましたが、温泉の後に着替えてから行きました。温泉の途中で、休憩したり、カフェに行ったりはしなかったので、バスローブはほとんど使わなかったのですが、レストランでスパークリングワインを頂けたり、少しの移動でも、外は寒いので、バスローブはあって良かったです。
短時間しか滞在せずに、途中休憩を考えていない方は、コンフォートコースで十分かと思いました。
バスローブは自分のものを持って行っても良いですし、コンフォートコースを予約していても、当日プレミアムコースにアップグレードする事もできる様です。
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まとめ
アイスランドの最終日にブルーラグーンに行くスケジュールを立てたのですが、旅行で疲れた体を癒すのにもってこいでした。
ブルーラグーンはケフラヴィーク空港の近くなので、アイスランドの初日か、最終日に利用すると、効率が良いのですが、私は、最終日のお楽しみにして良かったと思います。
こんなに長い時間、温泉の中で満喫できるとは思いませんでした。(お湯に浸かりすぎて、手がふやけ、指紋認証ができなくなったほどです)
温泉に浸かったまま、お酒が飲めたり、パックができたりするので、飽きないのかもしれません。後は、本当に広くて、お湯の色が綺麗で、写真の被写体としては最高でした。
ちょっと値段は高いですが、アイスランドに行くなら、ブルーラグーンは是非行って欲しいと思います。
1日十分楽しめます。 ひとりでも!!