1年前に上野東照宮とボタン苑に行ってから丁度1年経ったので、お守りを返納して新しいお守りを受けに、上野東照宮へ行ってきました。
毎月17日は、御祭神の徳川家康公の月命日ということで、17日のみ授与される「昇龍守」があると言うので、今年はそちらを受けに行ってきました。
「ぼたん苑」も開苑されている期間だったので、冬牡丹をみて来ました。
スポンサーリンク
2021上野東照宮
上野東照宮は徳川家康公を祀っている神社で、「出世」「勝利」「健康長寿」のご利益があると言われています。
ちょうど1年前に行ったのですが、コロナの感染予防対策で変わったところも色々ありました。
又、昨年見落としていた部分なども見てくることが出来たので、ご紹介します。
平日の午前中から行ったのですが、人出は前回より少し多めだった印象です。
分散参拝でお出かけの方もいるのでしょうか?まだ、破魔矢も授与していました。
参道〜唐門
上野東照宮とぼたん苑の略図です
五重塔は境内にはなく間に柵で仕切られた外「上野動物園」の敷地内にあります
「東照宮」と「冬ぼたん」の のぼりが「大石鳥居」までずらっと並んで迎えてくれます
迫力があります
1633年に奉納されて、関東大震災でもびくともしなかったと言う事です
石の継ぎ目に隙間が見えますが、大丈夫なんですね 昔の人の技術はすごい!
「手水門」
人は混み合ってはいませんが、途切れることはありません
「手水門」
近くで見ると味があって歴史を感じます
こちらは平成の大改修で修復はされていないんですね
「手水舎」
昨年はまだ柄杓がありましたが、今年は竹から水が流れ落ちる方式になっていました
口は清めず手だけ清めるように注意書きがありました
絵馬が沢山掛けられていました
色々な種類の絵馬がありました
この他にも今年の干支の絵馬もありました
「唐門」と手前に「狛犬」
1914年(大正3年)に奉納された「酒井八右衛門」の作品
筋骨隆々な力強さが特徴だそうです
「御三家灯籠」
尾張・紀伊・水戸の徳川御三家から奉納された物
諸大名から奉納された「石灯籠」
200基以上もあるそうで、徳川家の力の強さが分かります
「拝観受付」「御守・御札」「御朱印受付」の場所が分かれていてそれぞれの列に並びます
「おみくじは」手前の台に置いてあります
受付の手前に「お守りの見本」があります
「唐門」の前など他にも写真で御守りの見本がありました
混雑緩和の為でしょうか?去年はありませんでした
ビニールシートが掛けられ、人が来た時のみ窓を開けて対応してくれました
気付きませんでしたが、除菌ジェルも置いてありますね
17日限定で授与される「昇龍守」
2月は混雑緩和の為、16日、17日、18日の3日間授与されたそうです
限定品でなくなり次第終了という事なので、参拝前に授かってから参拝しました
今年も東照宮とぼたん苑の共通券(1100円)にしました
チケットのデザインも値段も一緒です
上野東照宮拝観 (栄誉権現社・御神木)
ここからは拝観料を納めて入ります
「御狸様」の栄誉権現社や御神木の「大楠」もこちらにあります。
【透塀】
「透塀」
社殿をぐるっと囲んでいます
「ウグイス」の彫刻
「猿」親子の猿の彫刻
上段は動植物、下段は海川の生き物の彫刻が彫られています
それぞれ違う彫刻で、ものすごい数の彫刻が色鮮やかに飾られています
【大楠】
前回、入ってすぐ見える「透塀」に目を取られ進んでしまい、その先に「栄誉権現社」が見えるのでそのまま行き、御神木に気付きませんでした。
「透塀」と灯籠の並ぶ通路
灯籠の裏側に「大楠」があります
思っていた以上に大きくて幹も太くパワーが感じられました
樹齢600年
東照宮創建以前からこの地を見守る上野の祖木だそうです
【栄誉権現社】
前回も参拝させていただきましたが、とても気になる神様です。
こちらに参拝したくて、今年も行ったような気がします。
「透塀」の外、社殿の脇にひっそりと祀られています
「強運の開祖の御狸様」受験合格・就職・必勝祈願のご利益があるそうです
「他を抜く」=「タヌキ」と言う縁起から強運の開祖として信仰されているそうです
着物を着て杖を持って上を仰いでいる「御狸様」
物語に出てきそうで、願いを叶えてくれそうです
【社殿】
金色の壁の方が「本殿」
黒い壁の方は「拝殿」
日の当たりが良く、眩いくらいに輝いています
床下部分は下から上にせり出すように作られている美しい創り
「拝殿」
橘でしょうか? 橙色の実がなっていました
所々カメラ台が設けられています
高さ調節は必要ですが親切ですね
圧倒されます
「唐門」
こちらも素敵です 豪華
獅子の彫刻
諫鼓鳥(かんこどり)と太鼓
諫鼓鳥(かんこどり)の親子
「昇り龍」「降り龍」
日光東照宮の「眠り猫」の作者左甚五郎(ひだりじんごろう)の作品
「偉大な人ほど頭を垂れる」と言う事から下向きの方が「昇り龍」と言われているそうです
「拝殿」と「唐門」真ん中に御神木の「大楠」
1枚の写真におさめられて、なんだかありがたい気持ちです
2020年に参拝した時の様子や、上野東照宮の詳細などはこちらの記事をどうぞ↓

上野東照宮 概要
名称 | 上野東照宮 |
所在地 | 台東区上野公園9ー88 |
御祭神 | 「徳川家康公」「徳川吉宗公」「徳川慶喜公」 ※明治の神仏分離令以前は「徳川家康公」「天海僧正」「藤堂高虎」 |
参拝時間 | 冬季(10〜2月)9:00〜16:30 夏季(3〜9月) 9:00〜17:30 ※天候により多少前後あり 荒天により閉門あり |
参拝料 | 無料 |
拝観時間 | 冬季(10〜2月)9:30〜16:00 夏季(3〜9月) 9:30〜17:00 ※季節・天候により変更あり |
拝観料 | 大人(中学生以上) 500円 小学生 200円 団体(20名以上) 400円 ぼたん苑との共通券 1100円 (ぼたん苑開催期間のみ) |
アクセス | JR上野駅「公園口」徒歩8分 京成線上野駅〜徒歩8分 地下鉄千代田線根津駅〜徒歩11分 |
※ 緊急事態宣言を受けて、平日のみ開門時間が9:30、御守御朱印拝観開始が10:00となるそうです。
スポンサーリンク
2021 「ぼたん苑」の冬牡丹
昨年よりも5日ほど早く行ったのですが、今年の冬は暖かかったからか、牡丹が盛りを少し過ぎたかな?と言う感じがしました。つぼみの牡丹もあったので、まだ楽しめそうですが。
感染予防対策で様々な変化がありましたので、合わせてご紹介します。
ぼたん苑 冬牡丹鑑賞
「東照宮」の参道の途中に「ぼたん苑」の入り口があります
門が半分閉められて、チケットの自販機が置かれていました
昨年は無かったので、接触の機会を減らす工夫でしょうか?
私は東照宮とぼたん苑の共通券を東照宮で頂いていたので、その券で入りました
購入後他のチケットに変更は出来ないそうなので、最初に考えて決めるようにしましょう
ちなみに共通券は100円お得になっています
入り口前にマスク着用やソーシャルディスタンスなど注意書きがありました
牡丹の絵の花器に牡丹を生けて素敵
昨年と似ていますが、傘の柄など少しずつ違います
牡丹の名前がネームプレートでそれぞれ付いています
桜の生花も立派です
「島錦」
マーブル状に色が混ざって珍しい
「花王」
この品種はたくさんありました 華やかです
通路の脇に休憩所
牡丹の霜除けの「わらぼっち」
ミニ盆栽が飾ってありました
扶桑司(ふそうつかさ)
黄冠
竹の花器に生花
生花や盆栽があちこちに飾ってありました
縄を桜の模様に編んであるのがとても可愛い
「白梅」
曇ってきてしまい写真映えが今一つです
「五重塔」と「牡丹」
こちらにも休憩所
昨年はベンチに緋毛氈が敷いてあったのですが、今年はありません
ちょっと華やかさに欠けますね
「葉牡丹」の寄せ植え
またまた休憩所
鉢植えや生花など色々な花が飾られています
昨年もありました この飾り方好きです
火鉢には炭が入っていてほんのり暖かかったです
「生花」
「太陽」
名前通り華やか
ずらっと牡丹が並びます
名前がわかりません
「梅」と「五重塔」
青空なら素敵なのに残念
「河津桜」は満開でした
ミニ盆栽が沢山
こちらの庭師の方が植えたのでしょうか?
銀の器に白い牡丹
すごく素敵でした
ここが最後の広場
あれ?昨年は売店があったのに???
ミニ盆栽
和風のスワッグ
枯山水の日本庭園が作られていました
「枝垂れ梅」と「白梅」と「五重塔」
「牡丹」「梅」「五重塔」
「五重塔」が和風な感じが出て絵になります
「出口」
入り口とは別です
のれんに案内まで書いてありなんか面白い
2020年の「冬牡丹の様子」はこちらの記事をどうぞ↓

ぼたん苑概要
名称 | 上野東照宮ぼたん苑 |
所在地 | 台東区上野公園9−88 |
開苑期間 | 1月1日〜2月中旬 9:30〜16:30 4月中旬〜5月中旬 9:00〜17:00 *時間や詳しい開苑期間はホームページで確認してください |
入苑料 | 大人(中学生以上) 700円 団体(20名以上) 600円 東照宮拝観との共通券 1100円 小学生以下 無料 |
アクセス | JR上野駅「公園口」〜徒歩8分 京成線上野駅〜徒歩8分 地下鉄千代田線根津駅〜徒歩11分 |
ホームページ | ぼたん苑 |
※開苑時間の変更もありますので、確認してお出かけください。
※秋(9〜10月頃)にダリア展も開催されているようです。
※冬のぼたん苑開催〜2021年2月23日(火)まで
その他 (おばけ灯籠・売店など)
「おばけ灯籠」
写真で大きさが伝わりにくいですが、見上げる感じです
柵で囲まれていて木々の中にひっそりと建っています
「大石鳥居」の手前の「売店」が昭和レトロでたまりません
古き良き時代がそのまま残っている感じでノスタルジックな雰囲気です
「浮世絵行燈」
公園のあちこちに浮世絵の描いてある灯籠が並べてありました
緊急事態宣言の間は点灯を中止しているそうです
東照宮の参道にも並んでいました
点灯したら綺麗でしょうね
お守り・御朱印
【御朱印】
「東照宮」の御朱印は、栄誉大権現の他抜きの御朱印(書き置き)と、通常の御朱印(書き置き)の2種類がありました。初詣や秋のライトアップの時期など特別限定御朱印もあるようです。(初穂料300円)
御朱印帳(1500円)を購入すると別途500円納めて記帳して頂けます。
※3月には 3月限定御朱印「弥生」が拝受できるようです。
私は通常の御朱印を拝受してきました。
ぼたん苑の開催されている時期だったので、牡丹の印が押されています
桜の時期、ダリア展開催の時期はそれぞれの花の印が押されます
今年から御朱印を受け始めたので上野東照宮の御朱印はこちらが初めてです
【昇龍守り】
毎月17日限定の「昇龍守り」を拝受してきました
木の箱に入って立派です
他の御守りよりも一回り大きく厚みがあります
なんだかパワーが宿っていそうです
今年1年お世話になります
【健康長寿守り】
こちらは家族にと思い拝受してきました。携帯やお財布に付けられるような物をいつも選んでいるので、今回は見合わそうと思ったのですが、
「当時としては長生きだった家康公は亡くなる直前まで健康で活躍していました。健康長寿の神社としても信仰されています」
出典 上野東照宮
とこの御守りの説明に書いてあるのを見て、即決し授かってきました。
※ 古い御守りを納めるところが見当たらず、授与所でお尋ねすると預かって頂けました。
まとめ・感想
1年ぶりに参拝すると、色々な感染予防対策がとられて変わっていました。
人出は、以前よりはありましたが、混み合うほどではなく、拝観料を納めて拝観する方は少なかったです。
ぼたん苑も同じく空いていてゆっくりまわることが出来ました。
残念だったのは、「ぼたん苑」の売店がなくなってしまっていた事です。
食べ物の販売は難しいので仕方ないかもしれませんが、お土産や牡丹の雑貨、牡丹の苗なんかも売っていたので、そちらは復活して欲しいと思います。
「ぼたん苑」は牡丹の他にも生花や盆栽などが沢山あり、昨年と又違った飾り付けがされていて、2年連続で行きましたが楽しめました。
ただ、ぼたん苑に入苑した時間帯は曇ってきてしまい、写真映えしなくなってしまったのが残念でした。こればかりは仕方ないですが。
東照宮を拝観した時間帯は天気も良く、午前中の太陽の当たり方が丁度良く、まさに「金色殿」という様に輝いて見えました。
こじんまりとしているのですが、見応えがあります。
上野公園の中には、他にも神社仏閣があるので、また合わせて参拝してみたいと思いました。「上野公園内の地図」
こちらは当日スマホを忘れてしまって、駅のインフォメーションで頂きました
和紙っぽい紙に素敵なイラストと施設の一言おすすめ情報も書いてあり中々良いな物でした。
(この一言情報が、なるほど〜と思えるもので面白く行ってみたくなります)
最近はスマホの地図アプリや検索で済ませてしまう事が多くなりましたが、こんなアナログな感じも良いですね。
スマホは便利でなくてはならない物になっていますが、色々考える良い機会になりました。