上野東照宮 「金色殿」と「強運の御狸様」に会いに

上野東照宮アイキャッチ

 

上野東照宮をご存知ですか?

私も数年前に落語家の林家三平師匠が、東照宮の社殿の横にある「栄誉権現社」(通称:御狸様)にお参りしたご利益で、笑点のレギュラーが決まったと言われていたのを聞いて、上野にも東照宮があることを初めて知りました。

上野公園の中に佇む小さいながらも、迫力のある神社でした。

 

スポンサーリンク

 

 

上野東照宮とは

上野東照宮

東照宮とは、徳川家康を東照大権現として祀っている神社の事で、全国に沢山建立されていますが、有名なのは、「日光東照宮」ですね。続いて家康の御遺体を祀っているとも言われる、「久能山東照宮」でしょうか。

「上野東照宮」は、1616年に家康公が危篤の際、天海僧正と藤堂高虎を呼び、「三人一つ処に末永く魂鎮まるところを作って欲しい」と遺言され、東叡山寛永寺が開山されました。

東叡山寛永寺の境内には多くの伽藍や子院が建てられ、1627年その一つとして建てられた神社「東照社」が後の1646年に朝廷より正式に宮号を授けられ「東照宮」となったそうです。

現存の社殿は1651年に三代将軍の家光公が造営替えをしたもので、日光までお参りに行けない江戸の庶民のために、日光東照宮に準じる豪華な社殿を建立したと言われているそうです。

その後、幕末には上野戦争で寛永寺の伽藍や子院が多く焼失する中でも、東照宮には火の手が及ばず、関東大震災でも倒壊せず、第二次世界大戦でも戦火を免れるなど、数々の災難を逃れます。

江戸時代初期に建てられた社殿が今に残るというのはとても稀なことで、国の重要文化財に指定されています。

この様な歴史と家康公が御神祭という事で、出世・勝利・健康長寿の御利益があると信仰されているそうです。

 

参拝(参道〜唐門まで)

 東照宮大石鳥居「大石鳥居」
1633年に酒井忠世(江戸幕府の老中)が奉納した物で
関東大震災でも少しも傾かなかったとの事
昔の技術はすごいものがありますね

 

水舎門「水舎門」
もともと手水舎として使われていた屋根の部分を移築して作られた物だそうです

 

神楽殿「神楽殿」
お花見の時期に御神楽が奉納されているそうです
見てみたいものです

 

手水舎「手水舎」
今使われている手水舎

 

手水舎すず「酒井八右衛門寄進の鈴」
狛犬を作っている江戸時代の有名な石工屋さんが寄進されたそうです
こちらの手水舎には水が入っておらず、現在使われていません
「手水舎」の向かいにあります

 

唐門正面突き当たりに黄金の唐門が見えてきました

 

唐門2「唐門」
正式名称は「唐破風造り四脚門」で国の重要文化財に指定されています
「唐門」の手前には賽銭箱もあり、こちらでお参りを済ませる方も多い様です

 

唐門3扉の両脇には「昇り龍・降り龍」の彫刻

こちらは日光東照宮の有名な「眠り猫」と同じ作者左甚五郎(ひだりじんごろう)の作品です。
偉大な人ほど頭を垂れると言う事から、下を向いている龍が「昇り龍」と呼ばれているそうです。
「唐門」の内側にも「昇り龍・降り龍」の彫刻がありました。

 

拝観(社殿と栄誉権現社)

ここからは拝観料500円を納めて入ります。

東照宮チケット社殿拝観とぼたん苑入苑の共通券

拝観入り口でチケットを購入するとき、「ぼたん苑」との共通入苑券にするか聞かれ「ぼたん苑」を開催している事を知りました。
共通券は1100円 別々に払うより100円割引されていました。

「冬のぼたん祭り」についての記事はこちらをどうぞ

 

上野東照宮のぼたん苑 〜冬のぼたん祭〜2020
「上野東照宮」に行き拝観料を納める際に、「ぼたん苑」はどうするか聞かれ、初めて「ぼたん苑」が開催...

 

栄誉権現社「栄誉権現社」
四国八百八狸の総師、別名「御狸様」が祀られています
社殿の脇にひっそりと建っています

調べてみると、全国には狸信仰をしているところが沢山あるのだと知りました。
ジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出し、「あんな世界があったのかな〜」と思いを馳せました。

 

栄誉権現社御本体木製の狸像が御神体です

この「御狸様」大奥で災いを起こしたり、大名や旗本を潰すなど、安置される場所場所に災いをもたらした悪行狸だったのですが、大正年間に「東照宮」に寄贈されてから収まったそうです。
「他を抜く」(たぬき)と言う事から強運の開祖として、受験や就職、心勝の神様として信仰されているそうです。。

変わった頭の形をしているなぁと思っていたのですが、上を向いた姿だそうです。なるほど。尖った部分は鼻先ですね。

林家三平師匠がお参りしてご利益があったと言われた神様です

 

透塀3「透塀」
唐門から社殿を囲む様に建てられています

様々な動植物の彫刻が施されています。昭和の改修の時にこの彫刻部分が全て朱色で塗られていたそうですが、平成の大改修で色彩豊かな彫刻に戻されたそうです。素晴らしい技術です。

 

透塀2020年の干支「子」の場所に
看板がありました

透塀ネズミ「子」の彫刻

 

スポンサーリンク

 

唐門内側内側から見た「唐門」

 

唐門内「唐門」の側面に掘られた「諫鼓鳥」(かんこどり)の彫刻

内側の透彫は諫鼓鳥(かんこどり)という中国の故事に由来し、皇帝が朝廷の門前に太鼓を置き、 政治に誤りがある時は人民にそれを打たせ訴えを聞こうとしたが、善政のため打たれることは無く、 太鼓に鶏が住みつくほどであったと言う話に基づいています。 天下泰平の願いを込めて彫られたと考えられています。 

出典 上野東照宮ホームページ

一般的に言われている「閑古鳥がなく」の閑古鳥とは違うんですね。

 

 

唐門扉左太鼓が彫刻されています

唐門扉右こちらは親子の諫鼓鳥

 

 

から門扉扉の透彫も素晴らしい

 

昇龍「唐門」の内側の「昇り龍・降り龍」の彫刻

 

唐門やね唐門屋根部分の彫刻
「錦鶏鳥・銀鶏鳥」の彫刻と「獅子」と「ぼたん」の彫刻

 

 

 

社殿「社殿」
本殿部分です 扉が全て金箔で仕上げられています
まさに「金色殿」です まばゆい!

社殿獅子獅子の彫刻

 

社殿3拝殿部分は金箔とと黒漆仕上げになっています
黄金と黒は江戸幕府のイメージです(私の中の)

 

社殿2「社殿」前方から

 

社殿4豪華絢爛 圧倒されます

 

社殿5細やかな装飾がされています

 

社殿正面拝殿の前にもお賽銭箱があります

 

社殿やね屋根にも徳川の家紋「三つ葉葵」

 

社殿と唐門「透塀」で囲まれた「社殿」のあるエリアは広くはありません

 

2021年の参拝の様子はこちらの記事をどうぞ↓

【2021】上野東照宮へ!強運パワーの込められた限定「昇龍守」を受けに
1年前に上野東照宮とボタン苑に行ってから丁度1年経ったので、お守りを返納して新しいお守りを受けに...

 

 

概要(拝観時間・アクセスなど)

 

名称上野東照宮
所在地台東区上野公園9ー88
御祭神「徳川家康公」「徳川吉宗公」「徳川慶喜公」
※明治の神仏分離令以前は「徳川家康公」「天海僧正」「藤堂高虎」
参拝時間冬季(10〜2月)9:00〜16:30
夏季(3〜9月) 9:00〜17:30
※天候により多少前後あり 荒天により閉門あり
参拝料無料
拝観時間冬季(10〜2月)9:30〜16:00
夏季(3〜9月) 9:30〜17:00
※季節・天候により変更あり
拝観料大人(中学生以上)  500円
小学生        200円
団体(20名以上)  400円
ぼたん苑との共通券 1100円 (ぼたん苑開催期間のみ)
アクセスJR上野駅「公園口」徒歩8分
京成線上野駅〜徒歩8分
地下鉄千代田線根津駅〜徒歩11分

 

 

お守り・御朱印

【お守り】

仕事守

「仕事守」を頂いてきました。上野東照宮の強運のご利益を授かれればいいなと思います。

こちらは薄くてパウチされているので、財布やスマホケースに入れていつも一緒に行動できると思い選びました。

栄誉権現社の狸にちなんだ「他抜守」や、家康の強運にちなんで、「勝守」や「強守」、場所柄「パンダのお守り」など様々なお守りがありました。

また、家康公の月命日である17日には、毎月、強運・勝利・出世のお守り「昇龍守」が限定で授与されます。一人2体まででなくなり次第終了だそうです。

 

【御朱印】

現在は、書き置き和紙(300円)か、御朱印帳(1500円)を購入すると、別途500円で御朱印をいただけるそうです。

御朱印は東照宮の御朱印と、他抜き(たぬき)の御朱印の2種類あります。
他抜きの御朱印は5日・15日・25日は紫の印になるそうです。

ぼたん祭やダリア展の開催時期、桜の時期には御朱印にそれぞれの花の印がプラスされます。

又、1月の初詣の時期や秋のライトアップの期間は限定の御朱印が授与されます。

 

【御朱印・お守り授与所】

冬季(10〜2月)9:30〜16:00
夏季(3〜9月) 9:30〜17:00

 

まとめ・感想

 

社殿扉

 

私が参内したのは、2020年の2月です。以前は海外の観光客の方で賑わっていた様ですが、あまり見かけませんでした。

日本の参拝の方もそれほどいなくて、静かにお参りさせていただきました。

日光東照宮と久能山東照宮には参内したことがあるのですが、上野東照宮は初めて伺いました。

日光、久能山に比べると、規模は小さくあっという間に見て回れそうなくらいですが、彫刻や煌びやかな装飾は他の東照宮に劣らず、さすが徳川幕府!といった印象で見応えがありました。

1年ほど経ち、この頃思い出すことが多くなり、参拝したくてたまらなくなっています。
呼ばれているのでしょうか?

お守りもお返ししなくては行けないので、又お参りに行きたいと思っています。